リウマチを悪化させないために出来る対処法
関節リウマチを何年も患っている。
少しマシになっていた症状がひどくなった。
しかも、以前よりも関節の痛みが強くなり、痛む箇所も増えた。
だけど、最近は胃が痛み、倦怠感やむかつきもあるから水しか飲めない。
ほとんどの寝たきりの状態になってしまった。
こんなリウマチの症状に悩んでいませんか?
リウマチなどの自己免疫疾患は、良くなったと思っていても何かのはずみに急に悪化することがあります。
こちらでは、リウマチが悪化する原因と対処法について書いています。
なぜリウマチは悪化するのか?
リウマチに限らずですが、痛みというのは痛む部位の神経が繰り返し刺激されると強い痛みになります。
さらに、身体が過敏になっているときでは、足に加えられた刺激でも、肩や上背部などが痛くなってしまうこともあります。のです。
また、倦怠感は 痛みによる交感神経の過緊張状態による疲労で起こり、自律神経のバランスが崩れる事で力が入らなくなり寝たきりのような状態になる事が知られています。
そのため、身体の緊張状態を和らげるような刺激はリウマチの症状を和らげると考えられています。
医師なら、筋肉が緊張している部位への麻酔注射を打って 緩める事もあります。
ただし、身体は過敏な状態なので、症状が悪化したときは即中断し様子を見ることも必要です。
リウマチが悪化した時に出来ることとは
まず、リウマチが酷くなった時には、
- 安静
- 運動
のどちらが重要かと言われれば、場合によりけりです。
と言うのも、痛みがひどい時には強い炎症が怒っているので、無理な運動は禁物です。
とは言え、安静にし過ぎると回復力が低下するので、動かな過ぎるのも問題です。
例えば、関節の痛みや腫れがひどく、発熱がある場合は安静が大事です。
身体を横にして1日に睡眠を8時間以上は取るように心がけましょう。
運動は筋萎縮や関節の拘縮などを防ぐために重要です。
原則としては、発熱を伴う強い痛みがある時以外は運動を行なうのが基本です。
中でも水中での運動は効果的です。
泳ぐのではなく、水中ウォーキングは身体に無理なく、股関節や膝関節、足関節への刺激を入れることが可能です。
家庭でできる運動方法としては、ラジオ体操がおすすめです。
痛みが出るほどは動かさなくても良いので、可能な限りは大きく腕や足を動かすことは関節の拘縮を防ぐために大切です。
ただし、痛みが弱くなっても、運動は2時間くらいが無難です。
痛みを悪化させないためには
基本的にリウマチを悪化させないためには、
- 長時間、同じ姿勢をとらない
- 長時間の運動は避ける
- かかとの高い靴や硬い靴はやめる
などが大切です。
入浴リウマチ悪化の原因に、
- ストレス
- 過労
- 冷え
などもあるので、それらを避けて疲れを溜めずに、身体を温めるということが重要です。
そのため、入浴などはリウマチの悪化を予防するには最適です。
ただし、入浴時間は長くとも30分以内くらいが無難です。
リウマチが悪化する原因を知って無理は避けよう!
リウマチが急に悪化する時には原因があります。
良かれと思ってしたことでも、逆に症状が悪化することもあります。
大切なのは、何をするかよりも、今は身体がどんな状態か見極めたうえで適切な対処をすることです。