リウマチを解消する食事と悪化させる食事
関節リウマチと診断されて10年以上も経つ。
元は足の関節の痛みがひどかったが、最近は肘や手指の関節も痛むようになった。
病院では投薬治療をしていたが、効果が感じられないどころか、副作用で腎臓がわるくなった。
食事の関係は分からないと言われるが、甘い物を食べ過ぎた時は痛みがひどい気がする。
チョコレートとアイスクリームは特に痛む気がする。
こんなことで悩んでいませんか?
リウマチと食事の因果関係は明らかになっていませんが、リウマチの人には良い食事と悪い食事があります。
こちらでは、リウマチと食事の関係とおすすめの食事について書いています。
リウマチと食事の関係
リウマチの発症原因は不明とされますが、炎症を起こす生活習慣が関係していると考えられています。
そのため、
- 肥満
- 喫煙
- 歯周病
などの炎症を悪化させる原因は、リウマチの発症に密接な関係があると考えられています。
そのため、肥満や歯周病の原因となる食事は避ける事が基本となります。
普段の食事でも、
- 動物性脂肪
- カフェイン
- 清涼飲料水
などは、炎症を悪化させる危険因子です。
対して、
- 魚油
- オリーブオイル
- 果物
- 緑黄色野菜
などはリウマチの発症を抑えると言われています。
果物や野菜に含まれるビタミンや、オリーブオイルや青魚に含まれる不飽和脂肪酸には多くの抗酸化作用が含まれています。
そのため、身体で起こる炎症を防ぎ、リウマチの解消に役立つと考えられています。
リウマチが発症した時の食事とは
リウマチが発症してしまった後の食事療法としては、
- 断食
- 玄米
などが成果を挙げています。
断食も玄米もデトックス効果が高いので、リウマチの原因となる腸に溜まった有害金属の排泄に役立ちます。
また、リウマチの症状は糖質や脂質の過剰摂取によって増悪すると考えられています。
禁煙することはもちろんですが、食事の偏りがある人は野菜や魚を増やす事が大切です。
大切な栄養
また、リウマチになると食欲が減って、急激に痩せる人もいます。
また、薬の副作用もあり
- 筋力の低下
- カルシウム不足
- 貧血
などが起こりやすくなるので、それらを考慮した食生活を心がけましょう。
ですが、タンパク質は肉より魚で摂るのが基本です。
痛みの少ないときは、無理のない範囲で身体を動かし、筋肉を作るたんぱく質を豊富に摂りましょう。
魚に含まれる油はEPA ( エイコサペンタエン酸 )と呼ばれ、関節の炎症を防いでくれます。
また、カルシウムや鉄分も合わせて摂りたいので、海藻類や貝類などもおすすめです。
ステロイドなどの長期使用は、骨粗しょう症になりやすくなるので魚は必須です。
そして、抗酸化作用の高い緑黄色野菜を意識して摂る事で、身体の回復は早まります。
リウマチは食事にも左右される
リウマチと食事の因果関係は、全て解明されたわけではありませんが、関係しているのは確かです。
少なくとも、動物性脂肪や有害金属は炎症を悪化させるので、リウマチにはマイナスに働きます。
リウマチになった時には、意識して抗炎症と抗酸化作用の高い食事を心がけましょう。