抗リウマチ薬の副作用を抑える栄養素
リウマチと診断されると投薬から始まるのが一般的です。
血液検査でリウマチの数値がはっきりと出ていて、投薬で治まるのであれば問題はありません。
ですが、実際の現場ではリウマチと確定診断できる数値は出ていないけど、投薬を始めてみましょうということが多いのです。
そのため、効果を実感できる訳でもないのに薬を使い続けるという人も目立ちます。
こちらでは、安易に抗リウマチ薬を使い続けた時の副作用と、副作用を軽減する対処法を紹介しています。
抗リウマチ薬の副作用
抗リウマチ薬と言えば免疫抑制剤がほとんどで副作用が色々とあります。
主な副作用は、
- 肝機能障害
- 口内炎
- 胃腸障害
などです。
多くの場合、これらの副作用は葉酸を併用することで抑制できます。
葉酸は水溶性のビタミンB群の一種で、ビタミンB9とも呼ばれます。
葉酸は、ビタミンB12とともに赤血球の生産を助けるので、リウマトレックスの副作用である骨髄抑制を緩和します。
また、代謝に関与してたんぱく質の生合成や細胞の生産や再生を助けるので、消化管の修復を促し肝臓や胃腸障害を回復させます。
葉酸を効率よく摂取するには
葉酸を含むビタミンB群は単独では働けません。
特に葉酸を効率よく吸収して使うには、
- 亜鉛
- ビタミンC
- ビタミンB12
などが大切です。
葉酸を効率よく摂取するには、葉酸だけでなく亜鉛も意識しないといけません。
食物に含まれる葉酸を体内に取り込むためには、亜鉛を中心とする酵素の働きが必要だからです。
さらに、生体内で活性化された葉酸を維持するためにはビタミンCも欠かせません。
ビタミンB12は、生体内では葉酸の再生成に関わる酵素の働きを助けます。
ここでお勧めしたいのが和食です。
海苔の40%はタンパク質でできており、必須アミノ酸をすべて含んだ良質なアミノ酸でできています。
そして海苔には、葉酸だけでなく葉酸の再利用を促すビタミンB12やビタミンCを含みます。
ここに玄米のビタミンB6や魚介類の亜鉛が加われば、葉酸による効率薬の副作用はかなり抑えることが可能です。
抗リウマチ薬の副作用は和食でカバー
魚や雑穀を主体とした和食の栄養バランスは優れているとよく言われ、ビタミンやミネラルの含有量は抜群です。
特にビタミンはサプリなどで偏ってとるよりも、バランスよく摂る事で葉酸の効果は倍増します。
リウマチは長期戦になりやすいので、薬に頼り過ぎない心構えも大切です。