リウマチを根本的に解消するには肝臓と腎臓を強くする
指が腫れて痛むので病院に行ったらリウマチと診断され、投薬治療が始まった。
だけども副作用が心配だ。
そんな人が多くいます。
ほとんどの人が、可能なら薬を使わずに治したいと思います。
こちらでは、薬を使った時の身体への負担と、使わずに治すための方法を書いています。
リウマチと肝臓
関節リウマチの治療で最も使われている薬はメトトレキサートです。
メトトレキサートは関節の痛みや腫れを引かせますが、長期に使い続けると重篤な副作用が心配されています。
副作用としては、
- 骨髄抑制
- 間質性肺炎
- 肝機能障害
などがあります。
メトトレキサートは免疫に関係するいくつかの酵素を阻害するので、全身エリテマトーデスや筋炎などの炎症性疾患に使われています。
メトトレキサートでもっとも良くある副作用は肝機能障害です。
基本的に副作用の起こりやすさは内服量に比例します。
ビタミンの一種である葉酸をメトトレキサートと併用して内服することで、肝障害は軽減することが知られています。
葉酸は主に空腸から能動的に吸収され、肝臓に貯蔵されます。
ですが、葉酸は必要量が多いために比較的欠乏を来しやすいビタミンで、胃酸が不足すると吸収率が低下します。
またアルコール多飲時には、葉酸の吸収障害を来すことも報告されており葉酸欠乏による貧血の原因ともなります。
そして、メトトレキサートは肺や腎臓の機能低下ももたらします。
肝臓と腎臓の関係
肝臓と腎臓は互いに影響しています。
ウイルス感染による肝炎が進むと、腎臓にも悪影響が出てきます。
肝臓の働きが悪くなると全身の血液の流れが悪くなり、腎臓に入る血液の流れも悪くなり尿を作る量が減ってしまいます。
すると身体には老廃物が溜まりやすくなり、身体の老廃物が血中や皮膚に溜まると、かゆみとして認識します。
肝臓や腎臓はとても重要な臓器です。
食べた物は胃や腸で消化・吸収され、ほとんどの成分が肝臓に入ります。
そして肝臓は身体に入った不要物質を取り除くフィルターの役割をしています。
身体に入ったアンモニアなど身体にとって有害なものも肝臓で分解されます。
肝臓で処理されたアンモニアは仕上げに腎臓に運ばれ、尿として体外へ排泄されます。
腎臓は身体の中を循環してきた血液を濾過してきれいにする重要なフィルターの役割をします。
肝臓で処理された血液中の不要成分を取り除き体外へ排出するのです。
そのため、肝臓での有害物の分解と腎臓での不要物の排泄はワンセットで身体を守ります。
肝臓と腎臓の不要物質を取り除く作業は、食生活が乱れている人ほど大変になります。
そのため食生活の乱れは、肝臓と腎臓の疲れとして溜まっていくのです。
ですが肝臓や腎臓は非常に我慢強い臓器なので、どんなに負担を受けていてもすぐに機能が低下することはありません。
我慢強い臓器ほど、機能が低下しても自覚症状はありません。
そのためダメージを受けていても気づきにくく、気づかれるのは血液検査かかなり悪化してからです。
肝臓と腎臓の働きは年齢と共に当然少しずつ衰えていきます。
肝臓と腎臓の負担を減らすには
肝臓と腎臓の大きな負担となるのは、
- 食塩
- 化学薬品
- 古い油
などがあります。
現代社会では、加工食品やお菓子などを美味しく感じさせるために過剰な食塩や化学薬品を使っている場合が多くあります。
そのため、加工食品を止めてオーガニックに目覚めた人の中にはリウマチがマシになったという人も多くいます。
また、揚げたお菓子などは分解に時間がかかるので、肝臓の負担が大きくなります。
健康維持や病気の予防のためには、肝臓や腎臓の負担を減らす食事が欠かせません。
そのためにも普段から味の濃い
- 加工食品
- お菓子
- インスタント食品
は可能な限り避けましょう。
また、身体の回復を促す葉酸を意識して摂る事も大切ですが、葉酸の消費を増大させるアルコールはなるべく避けましょう。
身体に負担がなくしっかりした栄養バランスのある食事を摂るだけでも肝臓と腎臓は強くなります。
そうすれば自身の代謝力や免疫力などが本来の状態に戻り、自身の自然治癒力が高まることでリウマチの根本的な解消と再発の予防につながります。
肝臓と腎臓を強くして自己治癒力を高めよう!
リウマチは肝臓と腎臓が加齢と共に弱る事で悪化します。
さらに食生活の偏りが加わる事で、肝臓と腎臓の衰弱は加速します。
そのため、普段から身体に悪い食事を避ける事で肝臓と腎臓の若さを保ちましょう。