腰痛やぎっくり腰になりやすい内臓は4つ
腰痛が出るのはいつもの事だけどよく考えると急に涼しくなる時や飲み会が続いたときに出ているような気もする。
これって何か関係しているの?
激しい痛みのぎっくり腰に襲われる時は身体のだるさがまず出ているかも。
そんな疑問にお答えします。
腰痛やぎっくり腰は内臓から来るものも非常に多く原因がはっきりしている事の方が少ないくらいです。
こちらでは85%に当たる原因不明の腰痛やぎっくり腰と内臓の関連性と対処法について書いていきます。
腰痛の85%が原因不明の理由
病院で診断される腰痛とは、脊椎や椎間板の位置や形状に明らかな異常が見つかる時のみに病名がつきます。
血液検査にしても異常が認められるときには相当悪い状態を指しています。
東洋医学で言う"未病(みびょう)"という状態は
- 睡眠不足
- 働き過ぎ
- 暴飲暴食
- 季節の変わり目
などが原因となり一時的に内臓機能が低下している状態を指しています。
痛みやハリといった状態は未病の状態で現れる事が多く、温める事でマシになるのが特徴です。
病名がつくほど悪化すると、温めても痛みがとれず悪化する事さえあります。
ぎっくり腰の場合は腰の筋肉に激痛が走り歩けないのが特徴ですが、内臓が原因で腰に激痛が出ている場合は、前屈みになって体を丸める(内臓をかばう)と歩けるケースも多いので筋肉の痛みとは違いがあります。
腰痛とぎっくり腰は同じ原因とは限りませんが、腰痛を何度か起こしているうちに痛みのある部分をかばって動き無理な歪んだ姿勢が原因で、ぎっくり腰に発展することも多くあります。
腰痛を起こす内臓にはどんなものがあるかを次は書いていきます。
腰痛を起こす内臓とは!?
病名がつくところでは
- 腎臓
- 肝臓
- 胃
- すい臓
が多く挙げられます。
腎臓なら、痛みの他にむくみを伴う事も多く炎症を起こしていれば発熱を伴います。
病名としては
- 腎盂腎炎
- 肝炎
- 膵炎
- 胃炎
- 腎結石
- 胃潰瘍
などといったものが挙げられます。
それに対して、疲労が溜まっている人は痛みの出るタイミングに特徴があります。
肝臓やすい臓ならアルコールが原因で起こる事が多くあるので、飲み会の次の日に痛みが出る場合は可能性が高いです。
このタイプの人は、比較的お酒に強いせいで飲み過ぎている可能性もあります。
胃に関して言えば、食べ過ぎもありますが
- 冷たい物の摂り過ぎ
- 寝る前の食事
が疲労を招いている事も大いにあります。
内臓疲労が原因で起こる多くの場合は、早朝に痛みが強く夕方頃にはマシになるといった傾向があります。
体温は朝の4~6時に最も低くなり夕方4~6時に高くなるため、冷えている時に痛みは悪化するためです。
最近多いタイプとしては、
暴飲暴食による胃の疲れ⇒お腹の筋肉が緩み腰に負担をかける
といったケースが見られます。
内臓が働くときには筋肉は緩むように出来ているので、お腹周りの筋肉に力が入りません。
お腹にはコルセットと同じ形状の筋肉がありますが、食べ過ぎた時にはその筋肉が稼働していません。
これでは腰にかかる負担は大きく、容量を超えれば痛みとなって現れます。
便秘の時も同様のメカニズムで、腸にかけた負担の分だけ筋肉は稼働せず、腰には余分な負担がかかることになります。
腰に負担をかけない内臓づくり
単純な話で暴飲暴食による消化器官への負担を減らすことです。
もう一つは、自覚は少ないかもしれませんが、食品添加物などの消化しづらいものの摂取が内臓を疲労させています。
食べる量を減らすのがストレスになるという方もいると思いますが、そんな方はよく噛みましょう。
昔のことわざでも細嚼(さいしゃく)は飢え難しとあり、よく噛むとお腹が空きにくくなります。
空腹というのは血糖値が一時的に下がっている状態なので、時間と共に身体の脂肪やグリコーゲンが分解されれば空腹感は収まってきます。
早食いだと血糖値が急激に上昇するので、インスリンが過剰に分泌されやすく、血糖値の急降下を招きすぐに空腹感を感じます。
うどんなどが腹持ちが悪いのはあまり噛んでいないからです。
時間をかけて噛めば結果的に腹8分目で身体は満足します。
戦時中でも噛むことを意識して食事した方の方が、疫病にかかる率も低く結果的に健康で長生きできたそうです。
そして、
- 加工食品などは極力控える
- 調理したての食事を積極的にとる
などを心がければ、より健康な内臓づくりが可能になります。
まとめ
痛みというのは症状であってそこに問題があるとは限りません。
慢性的な腰痛や繰り返すぎっくり腰に悩んでいるなら胃腸を整える事が大切です。
内臓は全て自動で身体の調子を整えてくれる反面、内臓そのものが悪くなると痛みという形で警告します。
痛みだけをとるのではなく原因を探って解決することが大切です。