腰痛やぎっくり腰の原因は食生活にあった!?
椅子から立ち上がろうとした時の急激な痛み!
なった人にしか分からない極度な痛みですよね。
昔はこんなぎっくり腰になる人は
- 重労働をしている人
- 40~50代位の中年の男性
に圧倒的に多い症状でした。
こちらではぎっくり腰が若い時からなる人や中年以降になりやすい人の特徴と対処法について書いていきます。
ぎっくり腰になるメカニズム
まず誰にでも分かる事ですが、お腹が出ると関節に負荷がかかりますね。
特にお腹の重みは背骨のS字カーブを崩し腰回りの筋肉に大きな負担をかけています。
しかし問題なのは物理的な重さよりも内臓に脂肪がついてしまう事。
内臓に脂肪がつくことで本来の機能は低下するので、腰に溜まった疲労がとれにくくなるのです!
その結果として、筋肉が固くなり関節の動きも低下するので、腰にかかる負担はさらに増える悪循環に陥りますね。
そんな悪循環に陥らないためにはどうすれば良いかを次は書いていきます。
腰痛の悪循環に陥らないためには
昔の日本人の食生活は理想であるとして世界的な注目を集めています。
一汁三菜に多くの発酵食品を加え魚が多かったのが理由ですね。
たんぱく質:脂質:炭水化物の割合を見ると、欧米諸国では脂質が40%前後ですが日本は30%です。
ですが、近年そのバランスが欧米よりになり腰痛の人は増えてきているのが現状です。
ちなみに沖縄出身のハワイの日系人は世界一の長寿集団として知られています。
その秘密は高齢になっても、
- 食肉などから動物性たんぱく質を充分に摂取する
- カリウムや食物繊維の多い野菜や果物も豊富にとる
- 日本の伝統的な食品である大豆製品や海藻なども食べている
などの食事のバランスの良さにあります。
そして沖縄の高齢者には腰痛が少ないというデータもあります。
食事のバランスが重要なのは言うまでもありませんが、足腰が鍛えられているのもポイントですね。
一時期は腹筋と背筋のバランスが重要とも言われていましたが、実際には股関節周りの筋肉をよく使う人の方が腰痛やぎっくり腰になりにくいようです。
だから腰痛の予防にはウォーキングが重要と言えますね。
痛みが酷い時には無理をせずに
- アシカ体操
- ラッコ体操
で少しずつ背骨に刺激を入れていきましょう。
痛みがなくなれば再発を防ぐためにウォーキングも開始すると良いですね。
特に坂道などの次はお腹が出ていても腰痛を患う事が少ないお相撲さんのお話です。
お相撲さんに腰痛やぎっくり腰が少ない秘密
お相撲さんにはどんなイメージがあるでしょうか?
食べたらすぐに寝て太りやすい生活をしているイメージが多いでしょう。
しかし、お相撲さんが腰痛を患うことが少ないのは早起きをして朝食を摂らないからです。
朝食は朝稽古の後にとり、それから寝ます。
つまり大食いはするし食べた直後に眠りますが、内臓脂肪がつきにくい生活を送っているのですね。
さらに夜遅い食事を摂らず早寝早起きをするので身体の回復力は極めて高いのです。
内臓脂肪が少ないと股関節周りの筋肉は良い状態を維持しやすくなります。
逆に腰痛になる人は夜遅い食事を摂り、それに重ねて朝食を摂るために量は少なくても内臓脂肪がつきやすいと言えるでしょう。
そしてお相撲さんの四股踏みは腰痛予防のエクササイズとしても注目を集めているのでご紹介します。
姿勢は肩幅より広く足を広げて骨盤は立てた状態で立ちます。
膝とつま先の向きは揃え、そのままの姿勢を崩さずに腰を落としていきます。
これだけの動きですが股関節が固い人にはけっこう辛いです。
一日に5回を3セット行うと腰痛やぎっくり腰の予防や治療になるので試してみて下さい。
まとめ
腰に痛みが出る時は筋肉だけに目が行きますが内臓から問題が出ている事が多いですね。
生活習慣の悪さは自覚していても変えるのは難しいかもしれませんが積み重なれば身体は悲鳴をあげるでしょう。
そうなってから慌てて対処するよりも毎日の食生活に気をつけて痛みの出ない身体作りを目指してくださいね。