背中から腰の痛みの原因は膵臓にある!?
胃の調子が悪いと背中が痛くなることがあった。
今回は胃にはさほどの痛みはないけど、腰から背中の下辺りにかけて同じような痛みがある。
だけども胃薬を飲んでも解消されないのは何故?
こんなことで悩んでいませんか?
関連痛が原因で背中から腰の痛みが出るのはよくありますが、胃ではなく膵臓の場合も多くあります。
こちらでは関連痛が起こる原因と解消法について書いています。
腰の関連痛
関連痛とは疼痛の種類であり、痛みの原因となる部位とは別の部位に感じる痛みのことです。
具体的には内臓痛が関連する皮膚に痛として認識します。
これは内臓と皮膚の感覚を伝える神経が近くにあるために起こります。
そして膵臓と近い皮膚感覚は背中から腰にかけての部位になります。
日常ではアイスクリームやかき氷など冷たいものを食べたときにコメカミがキーンと痛むのも関連痛です。
同様に膵臓の異常が背中から腰にかけての痛みとして認識されるのです。
関連痛は脳の勘違いと言われますが、膵炎や胃潰瘍、膵臓癌の時にも強く痛むので軽視できません。
あまりにも長く続く腰痛なら一度、検査をするのも大切です。
膵臓とは
膵臓はおなかの奥深くにあり、
- 食べものの消化酵素を出す
- 血糖値を正常に保ホルモンを出す
という二つの大事な役割を担っています。
食べ物の消化は胃をイメージするかもしれませんが、膵臓は胃では消化できない脂質の消化も担当します。
さらに糖質を摂り過ぎた時には、消化と血糖値の調節という二つの仕事を同時にこなします。
そのため普段から糖質の過剰な摂取が目立つ人は、膵臓が弱りやすく腰痛が起こりやすいのです。
そして膵炎の最も大きな原因は過剰な飲酒です。
見極めのポイントはお酒や脂っこい物を食べた時に痛みが出るかどうかや、痛みの出る位置が肋骨の下辺りかどうかで判断します。
ムチンで膵臓を保護しよう
膵臓を守るにはネバネバ系の食材が良いと言われます。
ネバネバと言えば
- 納豆
- オクラ
- 山芋
- 海藻
などがあります。
これらの食材にはムチンと呼ばれる糖タンパク質が含まれており、糖質の吸収を穏やかにします。
糖質の吸収が穏やかになると膵臓による血糖値の調節の仕事が少なくなり、結果として膵臓の負担を軽くしてくれるのです。
血糖値が急に上がると膵臓からインスリンが分泌されます。
そのため血糖値を安定させることは膵臓の負担を減らして健康寿命を延ばしてくれるのです。
膵臓の負担が減れば、関連痛として現れている背中から腰の痛みも軽減されるのです。
膵臓を元気にして背中から腰の痛みを解消しよう!
長寿の人ほどインスリンの血中濃度が低い状態に保たれていることが判明しました。
そのため背中や腰の痛みだけでなく、健康寿命を延ばしたい人にもネバネバ食材はおすすめです。
長引く痛みに悩んでいる人は、関連痛を疑い膵臓を元気にしましょう。