繰り返す腰痛は胸椎の機能を高めて解消しよう!
繰り返す腰痛で困っている。
少し重い物を持つだけで腰から右足まで ズンという痛みが出る。
色々と腰の治療は受けたが、やはり繰り返し腰痛になる。
最近では腰足だけでなく背中にも痛みが広がっている。
こんなことで悩んでいませんか?
こちらでは繰り返す腰痛を根本的に解消するための方法について書いています。
腰に負担をかける胸椎の働き
胸椎とは背骨の中でも肋骨が付着している骨です。
この胸椎と肋骨、胸の中央にある胸骨で作る籠状の部分は胸郭と呼ばれます。
胸郭の柔軟性が低いと、代わりに腰回りの動きで普段の動きをごまかします。
そのため胸郭の柔軟性を高める事は腰の負担を減らすために重要です。
胸椎の特徴は前後の動きである屈曲や伸展よりも回旋動作の方が動きが大きいという事です。
とは言っても胸椎の動きは腰椎や頚椎に比べればかなり少ないと言えます。
胸郭はあまり動き過ぎると肺に圧迫がかかるので、大きな動きは出来ないようになっています。
また胸郭は頭を支える頚椎を安定させる役割もあるので、柔軟に動くよりもある程度の安定性を出すのが仕事とも言えます。
これは腕にも同じことが言えて、腕をしっかりと動かすためには腕を支える胸郭は安定している方が都合が良いのです。
そのため胸郭の柔軟性は必要ですが、それ以上に安定性が重要なのです。
胸郭を安定させる体操
胸郭を安定させるためには適度な刺激を入れる事が大切です。
おすすめなのがブリッジです。
ブリッジは胸郭の柔軟性と安定性を同時に高める事が可能です。
今回は普通のブリッジは無理な身体の硬い人でも簡単に出来る簡易的なブリッジを紹介します。
やり方)
- 膝で立つ
- 両手を後ろに伸ばして足首を持つ
- その状態から身体を反らす
- 背面を縮ませて5秒ほどキープしましょう
ブリッジは無理に行うと背骨を痛めることがあるので注意が必要な体操です。
そのため普通にブリッジが出来ない人は、紹介した簡単な方法で体幹を反らしましょう。
簡単なブリッジでも体幹の全体にアプローチすることができます。
体幹の柔軟性と安定性が増すと、疲れにくくなり回復しやすい身体になります。
ポイントは体を強ばらせずに息を吐きながら脱力し、思いっきり伸ばさずに6~7割の力で行う事です。
胸椎を柔らかくして腰痛予防!
繰り返す腰痛は腰に負担をかけ続けているせいで起こります。
だから腰痛を解消するには腰の負担を減らすことが大切です。
腰の負担を減らすのに胸椎を柔らかくすることは有効なので試してみて下さい。