激しい運動はしていないのに足底筋膜炎になる原因とは
何年前からか足の裏の筋が不意に突っ張ったようになり痛い。
最近ひどくなってきて、歩くのも辛い時がある。
そんなに激しい運動もしないのになぜだろう。
運動はしているけど少しだけだ。
こんな悩みを抱えていませんか?
足底筋膜炎は足への負担が大きいからなると思われがちですが、そうとは限りません。
こちらでは、原因がはっきりしない人にも起こる足底筋膜炎の原因と解決法について書いています。
なぜ足底筋膜炎になるのか
足底筋膜炎の痛みの本当の原因は、足のアーチの崩れにあります。
とは言っても、じゃあ足のアーチを戻せば解決かというとそうではありません。
もちろん、足のアーチも回復させないといけませんが、そこだけを見ていても根本的な解決にはなりません。
足底筋膜炎になる人の多くは、扁平足や外反母趾などの足のトラブルがある事が多いです。
足のアーチが崩れていることは足のトラブルの原因となりますが、靴や筋力低下だけが原因とは限りません。
問題となるのは、なんらかの原因で足が上手に使えずにアーチが崩れてしまっているという事です。
足のアーチが崩れるのは
足のアーチが崩れるのは、体の重心が乱れて足裏にかかる負担が偏っているからです。
原因としては、
- 骨盤の歪み
- 内臓の下垂
- 長時間の同じ姿勢
などもあります。
猫背のような姿勢も原因になります。
結局の所、足裏の痛みを止めるのに痛み止めや注射で症状だけを緩和させても、原因が残っているなら何度でも痛むという事です。
だから足底筋膜炎を解消するには、
- 骨盤などの歪みを整える
- 内臓の機能を回復させ本来の位置に戻す
などが重要になります。
大切なのは本当の原因を見つけ出し、そこにアプローチすることです。
そうして初めて再発を防ぐことが可能になります。
歪みから身体の状態を知る
歪みとは、身体のバランスをとるために生まれます。
だから、歪みが原因で不調が起こるというよりも、身体の不調が原因で歪みが生まれ症状を悪化させます。
そのため、朝起きた時から夕方を比べれば、夕方の方が歪みは大きくなっているのが普通です。
問題なのは、大きくなった歪みが戻らない身体の状態です。
本来、健康な状態なら寝て起きたら身体の歪みはリセットされないといけません。
にも関わらず、朝からどこか痛いというのは歪みがリセットされていないからです。
そのため、足底筋膜炎を解消するには、寝れば歪みがリセットできる身体を作っていくという事になります。
歪みの根本となりやすいのは、脳を守るためなので首の骨と骨盤です。
首の骨と骨盤の動きが悪い人は、各関節が補正をかけていくので色々な関節の動きが悪くなります。
骨盤が固い人は、背骨の動きや肋骨の動きが悪くなり、次いで股関節や足関節の動きが悪くなることで足のアーチが崩れます。
骨盤の動きを良くする体操
骨盤の動きを良くするには、骨盤を前後に動かすのが効果的です。
普段の生活では、骨盤は動かしているようで動いていないので、意外と意識的に動かすのは難しいかもしれません。
やり方は、
- 足を肩幅に広げ両側から骨盤を持つ
- へその下(丹田)を前後に動かす
- 手で持っている辺りを左右に動かす
以上の動きを前後左右ともに10回ずつ行います。
激しく動かす必要ないので、骨盤が動いていることを意識して行って下さい。
動きの固い人は痛かったり動かしにくく感じたりするかもしれませんので、範囲は小さくても良いので無理のない動きをしましょう。
骨盤の動きを良くして足底筋膜炎を解消しよう!
足底筋膜炎は足裏に痛みが出ますが、足裏だけの問題ではありません。
ポイントとなるのは、痛みが出る場所になぜ負担がかかっているのかという事です。
そのため、足底筋膜炎の多くは骨盤の動きを良くするだけでも解消される事が多いのです。