腰痛の症状から原因をチェックしよう
ひどい腰痛に悩まされています。
痛い個所ははっきりしているのに異常なし。
レントゲンやMRIに写らない以上ってあるんでしょうか?
大きな総合病院で診てもらって「心因性でストレスかもしれない」
ストレスが原因は納得できるけど治るの?
湿布から痛み止めの注射、コルセット、腰痛体操と何を試しても変わりません。
こんな深刻な悩みを聞く事も多いですね。
こちらでは医師や機械には見つけられない腰痛を症状からチェック表で分類し治し方を載せていきます。
腰痛の症状から原因を読み解こう
そもそもMRI等でヘルニアや狭窄症等が見つかったとしても腰痛の原因とは断定されません。
おそらく原因だろうというのが答えですね。
基本的には腰痛の80%以上は原因不明ですから。
ギックリ腰のような急性の腰痛の原因は筋肉、神経等の物理的損傷なので分かりやすいですが自己回復力によって自然治癒します。
数カ月経っても治らない時は原因不明と言えますね。
心因性という表現の一つは神経の勘違いなどを指します。
人は良い痛みと危険な痛みを判断しますが心理的な負担で出来ない事もあります。
精神的なものが原因だからといって抗うつ剤などを服用するのは辞めましょう。
全く根本的な解決にはなりません。
自分の原因は何かをまず考えてみましょう。
次に原因のチェック表を載せるので確認してください。
原因を特定する
- 腰痛以外にも凝りや痛みを感じている
- 生活習慣が乱れている
- 食生活が偏っている
- 朝起きた時が一番辛い
- 喉が渇きやすい
- 足がむくんでいる
- 下痢・便秘がある
- 股関節が固い
- 足首を捻挫したことがある
- 1週間経っても状態が変わらない
以上の項目に3つ以上当てはまるなら原因は腰にはありません。
厳密には腰に負担をかけている原因があるから腰に痛みを感じているのです。
だから腰をいくら治療しても治らないのです。
では腰痛を治すにはどうすれば良いかを次に書いていきます。
腰痛を治すには
1~7に当てはまった人は生活習慣と食生活の改善が必要です。
要は回復力が低下しているためにいつまでも治らないパターンです。
8~10に当てはまった人は腰より下の関節の可動域を高めましょう。
こちらは股関節や膝、足関節が固いせいで腰に過剰な負担をかけている場合ですね。
まずは1~7に2つ以上当てはまった人の改善法です。
生活習慣と食生活の改善とは
人間の身体は寝て起きれば回復するように出来ています。
朝から辛いとか昨日と状態が変わらないというのは異常と言えるでしょう。
原因の一つ目は睡眠です。
睡眠時間を今より30分だけ伸ばしましょう。
昼寝でも構いませんが短すぎれば当然、回復は望めません。
寝る時間も22時~2時の間を狙うと効果的ですね。
二つ目は食事です。
味付けの濃いものやインスタント食品、お菓子等ばかりでは身体の血流は悪化し老廃物が溜まりやすい身体になるので要注意。
大切なのは生の野菜や果物を適度に摂り身体に水分を補給する事です。
ドロドロの血液では腰痛は悪化しやすいですから。
三つ目は運動です。
身体の構造は適度な刺激が入る事で健康を維持できるようになっています。
特に仕事中に座りっぱなしの人は一駅分だけでも歩く癖をつけましょう。
ラジオ体操もお勧めですよ。
関節が固い人はストレッチ
腰ばかりをストレッチするよりも股関節と足関節が重要です。
お勧めなのは股関節揺らしです。
足を肩幅より広く開けましょう。膝が90度になるまで腰を落とします。
両腕は膝において上半身を支えます。それからお尻を上下に揺らしましょう。
これを30秒ほど行うと骨盤から股関節が整います。
足首もしっかり回しましょう。
足首回しを行います。座った状態で足首を逆の膝の上に置き足首の上を抑えもう片方の手で足先を掴んで右回し左回しと30回ずつ行います。
むくみに関しては温める事も重要なのでお風呂で行うとさらに効果的です。
⇒むくみから起こる腰痛をもっと詳しく見る
まとめ
長期にわたり腰痛を抱える人の多くは腰に原因はありません。
精神的な面もあるかもしれませんが、それなら痛みの感覚にばらつきが出ます。
同じような痛みを1週間以上にわたり抱えているなら生活習慣の改善と腰より下の関節の改善を試してみて下さいね。